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99.9%は幸せの素人(著者;星 渉・前野 隆司)

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今回取り上げる本は、『99.9%は幸せの素人』です。

 

「努力をしているのに幸せになれない」と渇望するビジネスパーソンに、「幸せのなりかた」を伝授します。

 

著者の「星 渉」氏は、ベストセラー作家。

 

「前野 隆司」氏は、幸福学研究の第一人者。

 

ページ数は255ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『99.9%は幸せの素人』の要点

本書の結論は以下の3つです。

 

  1. 幸せ素人の原因は「思い込み」
  2. ポジティブだけでは幸せになれない
  3. 「誰かのため」を意識する

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“幸せ素人の原因は「思い込み」”について。

 

本書のタイトルは、「99.9%は幸せの素人」です。

 

このタイトルからしますと、本動画をご覧のみなさん。そしてわたくし自身も、「幸せの素人」ということになります。

 

その理由をご説明しましょう。

 

それが「モンティ・ホール問題」と呼ばれるものです。

 

想像してください。

 

目の前に中身が見えない「A・B・Cの箱」が3つあり、この中の1つに100万円が入っているとします。

 

見事当てることができれば、100万円はあなたのもの。

 

ここであなたはCを選択します。すると、司会者がAのハズレの箱を開けます。

 

つまり、BかCに100万円が入っていることになります。

 

ここで司会者が「今なら、Bに変えてもいいですよ」と言ってきました。

 

あなたならどうしますか?

 

多分、多くの方が「選択肢を変えずにCのままでいる」でしょう。

 

「確率は2分の1だから」「最初に選んだ方だから」といった理由からです。

 

実を言いますと、この段階で選択肢を変えた場合、当たる確率は2倍に跳ね上がるのです。

 

なぜなら、3分の1であった確率が、Aの箱がなくなることで、2分の1の確率となったからです。

 

Aがなくなり、そこで選択し直せば、確率は2分の1になるんです。

 

ここから何が言えるのか?

 

それは、わたしたちが「正しい」と思っていることは、実は「正しくない」ということです。

 

例えば「お金があれば幸せになれる」「結婚すれば幸せになれる」といったものは、すべて思い込みです。

 

この思い込みによって選択肢の幅を狭め、本当は確率が上がるのに、確率が上がらない選択をしてしまっているのです。

 

「お金を手に入れたが幸福感がない…」「結婚しても幸せになれなかった…」と、多くの人たちが幸せになれない原因は、この「思い込み」によるものだったのです。

 

でもご安心を。

 

現代は、「幸せに関する研究」が急激に進んでおり、人がどんな時に幸せを感じたり、どんな行動をすると幸せを感じるかが、科学的に明らかとなっているのです。

 

なので、その知識を知りさえすれば、どんな人でも幸せの素人から、幸せマスターになれるんです。

 

というわけで以降は、エビテンスに則って、この思い込みを払拭していきましょう。

 

2つ目は、“ポジティブだけでは幸せになれない”について。

 

わたしたちが幸せになれない原因は、「思い込み」にありました。

 

さて次は、幸せを勝ち取るための、メンタリティについてお話しましょう。

 

「メンタリティ」を上げるには、どんな考え方でいればいいのでしょうか?

 

そうです。「ポジティブ思考」です。

 

よく言われるのが、「何事もポジティブに考えればうまくいく」「ポジティブ思考になれば幸せになれる」です。

 

しかし、実をいいますと、この「ポジティブ」は、他でもない、わたしたちが幸せ素人になってしまう要素がありました。

 

ではそこに、どんなエビテンスがあるのか見ていきましょう。

 

ポジティブ感情の研究で、数々の賞を受賞した心理学博士バーバラ・フレドリクソン。さらに米イリノイ大学名誉教授「幸福学の父」と称されるエド・ディーナーの研究で明らかとなったのが、

 

「幸福度に関する要素」です。

 

その要素が次の3つ。

 

・ポジティブ感情

・ネガティブ感情

・人生満足度

 

わかりやすくするために、例えましょう。

 

3人のポジティブビジネスパーソンがいます。

 

Aさんは、ポジティブパワー100、ネガティブパワー100、人生満足度0

Bさんは、ポジティブパワー100、ネガティブパワー0、人生満足度マイナス100

Cさんは、ポジティブパワー100、ネガティブパワー0、人生満足度100

 

Aさんは、ポジティブですが、「プロジェクトはうまくいくだろうか・・・」と思うネガティブさもあります。今の自分に満足もしていないが、不満もない。

 

Bさんは、生粋のポジティブ。しかし、今の自分に満足していないため、満足度はマイナス100です。

 

Cさんは、ポジティブであり、さらに自分のことが好きで、満足もしている。

 

全員ポジティブなのですが、「幸せ」という観点から見れば、Cさんが圧倒的勝者でしょう。

 

なぜなら、どんなにポジティブでも、ネガティブな感情や人生不満度が大きければ、幸せとは言えないからです。

 

なので、「ポジティブ=幸せ」とはならないのです。

 

お気づきのように、これら3つの要素は、それぞれが独立的に、幸福度に影響しているのです。

 

このことから、口先だけで「ポジティブ、ポジティブ」と言っていても、幸せには直結しません。

 

ネガティブ感情、人生満足度を視野に入れることが重要だったのです。

 

3つ目は、“「誰かのため」を意識する”について。

 

ポジティブだけ考えていても、幸せになれないことがわかりました。

 

さて、いよいよ最後です。

 

最後は、職場における「幸せ」について話しましょう。

 

みなさんは、今の職場に満足していますか?

 

多分、「ノー」という方がほとんどでしょう。

 

でも安心してください。

 

今から話すことを実践すれば、明日から職場に行くのが楽しくなる・・・かもしれません。

 

そもそもですが、職場でどういった考えの持ち主が幸せだと思いますか?

 

ここではあくまで「立場」ではなく、「考え」です。

 

実のところ、仕事をする人たちには、3つのタイプがあるそうです。

 

それが、「ジョブ」「キャリア」「コーリング」です。

 

「ジョブ」とは、仕事を単なる「労働」と捉える人たちのこと。「報酬」や「休日」が働く意味とする人たちです。

 

「キャリア」とは、働く動機が「経歴」や「名誉」「地位」と捉える人たちのこと。「もっと大きな成果」「もっと大きなプロジェクト」などを仕事の意味とします。

 

「コーリング」とは、今の仕事が好きで、「自分は世の中の役に立っている」「この仕事は自分の使命だと思っている」と捉える人たちのこと。

 

答えは言うまでもなく、「コーリング」が幸せな考えの持ち主でしょう。

 

では、どうしたら、「コーリング」になれるのか?

 

その方法が、「ジョブ・クラフティング」です。

 

ジョブ・クラフティングとは、米イェール大学経営大学院エイミー・レズネスキー教授とミシガン大学のジェーン・E・ダットン名誉教授が提唱した理論です。

 

組織や上司が決めた仕事ではなく、働く人の主体性を重視した取り組み方のことです。

 

本書では、その方法を3つご紹介していますが、本動画では時間の都合から1つ解説します。

 

もっと知りたいよって方は、概要欄のリンクからどうぞ。

 

著者が紹介する方法が、

「仕事で関わる人の数を見直す」です。

 

これは、意識的に自分の仕事に関わっている人の「数」や「範囲」を広げることです。

 

ビジネスパーソンであれば、普段は上司や同僚と仕事をしていてマンネリを感じているかもしれません。そこで「関わる人の数」を見直します。

 

自社の商品やサービスを実際に使っているお客様と、積極的にコミュニケーションを図ります。すると、自分がどれほど役に立っているのかが実感できるのです。

 

関わる人の数を見直したことで、「コーリング」になったんです。

 

それまで報酬のためだけに働いていた「ジョブ」の人。そして、自分の名誉のために働いていた「キャリア」の人は、関わる人を意識するだけで、「コーリング」になれるのです。

 

以上を踏まえ、意識的に関わる人の数を見直すことで、仕事にやりがいを感じ、結果的に職場で幸せを感じることができるのです。

 

『99.9%は幸せの素人』のまとめ。

 

  1. 幸せを妨害する「思い込み」に気づきましょう。
  2. ポジティブだけでなく、「ネガティブ」や「満足度」にも目を向けましょう。
  3. 「自分のやっていることは何か?」を問いただしましょう。

 

この動画では、『99.9%は幸せの素人』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。