未分類

働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ(著者;落合陽一)

Featured Video Play Icon

今回取り上げる本は、『働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ』です。

 

「先行き不透明で将来が不安だ…」と頭を抱える若手ビジネスパーソンに、「働き方の軸」となる思考をお届けします。

 

著者の「落合陽一」氏は、メディアアーティスト。

 

ページ数は205ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ』の要点

本書の結論は以下の4つです。

 

  1. 「5.0」とは、働き方を再定義する時代
  2. 「システムが上司になる」時代がやってきた
  3. 淘汰されたくなければ「クリエイティブクラス」を目指す
  4. 生き抜くには「自分の頭で考えること」

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

 

1つ目は、“「5.0」とは、働き方を再定義する時代”について。

 

まず、気になるのが本書のタイトル「働き方5.0」です。

 

「5.0」ってどんな意味なのでしょうか?

 

著者の落合さんはこう表現しています。

 

「AIやロボットが幅広い分野で進化し、人間と共に働いていく時代」

 

はるか遠く昔の「狩猟社会」を「1.0」。人類の大発明「農耕社会」を「2.0」。文明が発達した「工業社会」を「3.0」。そして少し前から今にかける「情報社会」を「4.0」。

 

そして、今、突入した、AIと共存する社会、それが「5.0」の時代です。

 

なぜ、「突入した」と言ったのか?

 

それが今、誰もが最も関心を寄せている「新型コロナウイルス」が猛威をふるい、私たちの生活を一変させてしまったからです。

 

コロナによって働き方が、180度変わっちゃったんですね。

 

まあ変わってしまったというより、どこにいても仕事ができてしまうと「証明された」と言ってもいいかもしれません。

 

「どこにいても仕事ができる」ということは、もう社会に、「人と人とが会う必要がないインターフェース」が確立しちゃったということなんです。

 

勘のいいビジネスパーソンであれば、これが何を意味するのか、もうおわかりですね。

 

この「非接触型のインターフェース」は、リモートワークで仕事ができてしまうので、例えばですが、給料の高い社員ではなく、請負業者に頼めば、コストが安く済んでしまいます。

 

なんなら、もっと人件費の安い国の人に頼めば、何十分の1くらいになってしまうのです。

 

つまり何が言いたいのかというと、「ヤバい社会になった、どうしよう…」ではなく、アウトソーシングできる仕事は、さっさとアウトソーシングして、「私たちのやるべきことは何か」を再定義する時代になったということです。

 

本書は、このような5.0の時代において、今、何を考え、どう行動していくのかを指南していきます。

 

2つ目は、“「システムが上司になる」時代がやってきた”について。

 

働き方5.0時代を生き抜くには、働き方を今一度「再定義」する必要がありました。

 

といってもやはり、このような時代は、「淘汰」される仕事は確実に存在し、ビジネスパーソンにとっては大きな脅威です。

 

落合さんはこう述べます。

 

「オリジナル以外の『もどき』はシステムに負ける」

 

コロナの影響によって、クラウドソーシングで仕事ができて、なおかつコストがかからないことが証明されました。

 

つまり、既存の「営業に回って仕事を受注する」「見積書を作成する」「クライアントの要望を現場に伝える」などの仕事は、すべて「システム」が行うようになります。

 

これは、本物のオリジナリティを持っているトップの人たちは、仕事を奪われず、それ以外の「もどき」の人たちは、全部システムが代行してしまうということです。

 

文字通り、「もどき」は淘汰されてしまうのです。

 

淘汰されるだけならまだいいかもしれません。

 

もっと恐いのは、「人がシステムの下請になる」ことです。

 

例えば、人間より正確に判断できるロボットが開発され、作業の段取りを組んで指示を出す、現場監督的な人がシステムとなった場合、

 

現場監督が「システム」で、現場で働く人が「人間」となり、現場の労働者はシステムの下請になってしまうのです。

 

コンピューターの方が上で、人間が下という関係図ができあがるんです。

 

実のところ、こういった関係図はすでに存在します。

 

Amazonが行っている「メカニカル・ターク」とよばれるサービスです。

 

これは、システムだけでは不可能な仕事を「人間に処理させている」クラウドソーシングサービスです。

 

写真や動画の識別、重複したデータの除外など、人間の判断力が必要かつ、システムでは不十分な作業は、人が処理しなければなりません。

 

Amazonが仲介業者として、そのタスクを極めて安い賃金で働く人々にアウトソーシングしていたのです。

 

ご覧の通り、コンピューターが上で、人間が下という関係図になるのです。

 

このことから、時代は今までやっていた仕事がシステムに変わり、人間はシステムの「下」で仕事をするようになってしまったのです。

 

3つ目は、“淘汰されたくなければ「クリエイティブクラス」を目指す”について。

 

「システムが人をコントロールする」という、なんともSF感が半端ない時代になりました。

 

さて、これらの現実を踏まえた上で、システムに淘汰されないビジネスパーソンになるには、どうしたらいいのでしょうか?

 

そのヒントとなるのが、落合さんの次のひと言です。

 

「これからの時代は『ひとりのオリジナル以外』には、大きな価値がない。」

 

そうなんです。「もどき」では、システムにコントロールされてしまうので、「ひとりのオリジナル」になる必要があるんです。

 

落合さんはそれを「クリエイティブクラス」と呼んでいます。

 

「クリエイティブクラス」とは、「創造的専門性を持った知的労働者」のことで、彼らは知的な独占的リソースがあるので、資本主義で成功を収めることができます。

 

これまでの労働者は「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」の2つのクラスに分類されていました。

 

しかし、再三申し上げきた通り、今や働き方が大きく変わり、ホワイトカラー的な処理能力はシステムに代替えされてしまうのです。

 

だからこそ、ホワイトカラーの上をゆく「クリエイティブクラス」になることが、淘汰されない唯一の方法なのです。

 

では、どうしたら「クリエイティブクラス」になれるのか?

 

実のところ、このクリエイティブクラスには、ロールモデルが存在せず、どこを目指したらいいのかはっきりとしていません。

 

クリエイティブクラスの好例が「スティーブ・ジョブス」ですが、「じゃあ、彼のような生き方をすれば、クリエイティブクラスになれる」わけではないのです。

 

なぜなら、クリエイティブクラスとは唯一無二の存在だからです。

 

「じゃあ、どうすればいいの!」ってなりますよね。

 

落合さんは

「成功したクリエイティブクラスを目標にするのではなく、その人が『なぜ、今の時代に価値を持っているのか』を考えよ!」

とおっしゃってます。

 

そうなんです。

 

モデルをそのまま目指すのではなく、この時代に「どうやって成功したのか?」を考えることが、クリエイティブクラスになる近道だったのです。

 

このように淘汰されないためには、「時代が求める価値を見出せる能力」が必要だったのです。

 

4つ目は、“生き抜くには「自分の頭で考えること」”について。

 

クリエイティブクラスになることが、これからの時代を生き抜く方法でした。

 

さて、いよいよ最後です。

 

最後は、この「変化の激しい時代を生き抜くために必要なもの」について解説します。

 

落合さんが唱える必要なもの、それが、プラットフォームを抜け出るための「思考体力」です。

 

「プラットフォーム」とは、システムやサービスの「土台となる環境」のことで、「思考体力」とは、物事を考える「体力」のことです。

 

これからの時代、何も考えずに放って置くと、人の個性はこのプラットフォームに吸収されてしまうといいます。

 

そこで、プラットフォームに吸収されないように、自分の頭で、「コンピューターとは何か?」「プラットフォームとは何か?」と、客観的に考えぬく思考体力が必要になってくるのです。

 

簡単に言ってしまえば、スマホ、またはFacebookなどのSNSの使い方を覚えるのではなく、それらによって「自分が何を解決するか?」と考えを深めることが重要なのです。

 

では、「考えを深める」と何が起こるのか?

 

知識と知識が結びつき、その他大勢と圧倒的な違いを確立できる「クリエイティブクラス」の考え方に近づきます。

 

以上を踏まえながら、プラットフォームに飲み込まれるのではなく、プラットフォームの外側から本質を見出すことで、激変の時代を生き抜くことができるのです。

 

『働き方5.0』のまとめ。

 

  1. 「既存の働き方」の概念を一新しましょう。
  2. 「システム」が私たちの職場に「浸透している」ことを認識しましょう。
  3. 「新しい価値」を生み出せる人間を目指しましょう。
  4. プラットフォームに踊らされるのではなく、「本質」を見抜きましょう。

 

この動画では、『働き方5.0』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。