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未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」(著者;伊藤羊一・澤 円)

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今回取り上げる本は、『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」』です。

 

「人前で話すのがコワくて、今にも逃げ出したい」と思うビジネスパーソンに向けて、プレゼンの極意をお届けします。

 

著者の「伊藤 羊一」氏は、ベストセラー「1分で話せ」「0秒で動け」の著者。

 

「澤 円氏」は、日本マイクロソフト業務執行役員であり、音声メディア「ボイシー」総再生回数450万回超えのカリスマプレゼンター。

 

ページ数は252ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」』の要点

本書の結論は以下の4つです。

 

  1. プレゼンの土台は「譲れない想いを持つこと」
  2. プレゼンの土台は「自分の頭で考えること」
  3. プレゼンは「キャッチボール」と意識する
  4. プレゼンは「贈り物」と意識する

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“プレゼンの土台は「譲れない想いを持つこと」”について。

 

プレゼンのノウハウを知る前に、まず知っておかなければならないことがあります。

 

それが、プレゼンの土台となる「考え方」です。

 

なぜなら、どんなに素晴らしいプレゼンテクを知っていても、「なぜそれを伝えるのか?」「何を伝えたいのか?」という、根本を知らなければうまく伝わらないからです。

 

ということで、まずお伝えするのが、「1分で話せ」の著者、伊藤羊一さんの考え方です。

 

伊藤さんが重要視している考え方、それが「譲れない想い」です。

 

「譲れない想い」とは、どんなに最悪な状況でも、「自分が最も大事にしている信念にそって決断すれば、物事はうまくいく」というものです。

 

伊藤さん自身、それを実感したのが「東日本大震災」の時です。

 

震災当時、伊藤さんは、完全にマヒした東北地方への自社物流を復旧させる業務に携わります。

 

そこで会社が取り扱っていた、水や電池、ゴム長靴、軍手、消毒液などの生活必需品をいちはやく、被災地に届けることをミッションとします。

 

しかし、社内では「伊藤はなぜ会社を私物化するんだ」「なんの権限があって東北にだけ送るんだ」という反発の声があがります。

 

それでも伊藤さんは、そこで折れることなく自分の「譲れない想い」を貫きます。

 

その結果、東北地方への物流が、ものすごい勢いで復旧していったのです。

 

人生や仕事において重要なのは、自分の「譲れない想い持つこと」です。

 

そして、その譲れない想いを貫くことで、大きなことを成し遂げることができるのです。

 

2つ目は、“プレゼンの土台は「自分の頭で考えること」”について。

 

前項では、伊藤さんのプレゼンの土台となる「考え方」が理解できました。

 

次は、カリスマプレゼンターと称される、澤 円さんのプレゼンの土台となる考え方について触れていきましょう。

 

澤さんが重要視する考え方として「自分の頭で考えられる人になれ」といいます。

 

以下は、澤さんのプレゼンのルーツとも言われる経験です。

 

澤さんは、ディズニーランドで4年ほどアルバイトをしていました。

 

ディズニーランドでは、キャストのマニュアルがあってないようなものでした。お客様との会話は「否定語禁止」とありますが、そのサンプルはないのです。

 

つまり、「どうやって話せばいいのか」「この場合はどう話せばいいのか」など、自分で考えなければならないのです。

 

それができない人は解雇されるといった、至極ロジックに則った会社だったのです。

 

澤さんは、ここで「自分で考えること」の重要性を知ります。

 

自分で試行錯誤しながら結果を出すと、お客様が喜んでくれる。そして、この喜びが自分にとっての報酬になったのです。

 

さらには自分で考えたことが、次の仕事に繋がっていき、自己成長できました。

 

この経験から澤さんは、「自分の頭で考える」という、プレゼンの土台を築き上げたのです。

 

3つ目は、“プレゼンは「キャッチボール」と意識する”について。

 

前項までは、プレゼンの土台となる「考え方」について説明しました。

 

さてここからは、プレゼンにおける具体的な方法について、解説していきたいと思います。

 

まず、伊藤さんのプレゼンノウハウからです。

 

伊藤さんが定義するプレゼンとは「相手との対話」と述べています。

 

なぜならプレゼンは、一方的な発表会ではなく、「相手と心を交わし合うこと」だからです。

 

なので、論理的に話すというよりも、相手の反応を見ながら、話す内容や表情を変え、心と心でキャッチボールしていきます。

 

当然のことですが、プレゼンをするからには目的があります。

 

プレゼンの目的とは、「未来のアクション」です。このプレゼンを行うことで、相手がアクションしてくれることを目的とします。

 

そのために、プレゼンでは未来について、その行動のゴールとなるビジョンを語らなければならないのです。

 

ではどうしたら、相手と心を交わし合うプレゼンができるのか?

 

伊藤さんがすすめするフレームワークが「現在→過去→現在→未来」です。

 

最初に語るのは「現在」です。まずは、現状を知ることが優先されます。

 

次にその現在はどこからきているのかを考えたとき、「過去」からきているので、過去を語ります。

 

そして、再び「現在」を再解釈することで、相手と共感できるのです。

 

最後に、「未来をどうすべきか」を語ることで、説得力の高いプレゼンとなるのです。

 

例えば、

「車は買う時代ではなくなった」という現実がある。(現在)

かつて車は、「一家に一台」という時代があった。(過去)

しかし今の時代は、わざわざ所有しなくても、手軽に乗れる時代になった。(現在)

だから、サブスクリプションに展開しなければならない。(未来)

 

このように、現在→過去→現在→未来という順で語ることで、相手の心とキャッチボールできるようになり、相手を動かすことができるのです。

 

4つ目は、“プレゼンは「贈り物」と意識する”について。

 

伊藤さんのプレゼンフレームーワークは、「現在→過去→現在→未来」でした。

 

さて、次は澤さんのプレゼンノウハウについて、解説していきましょう。

 

まずは、澤さんが定義するプレゼンについて。

 

それが「プレゼンはプレゼント」です。

 

どういう意味かというと、プレゼンは相手があってこそ成り立つものなので、いくら名スピーチをおこなっても、「プレゼント」になっていなければ、伝わらないのです。

 

みなさんも大好きな人にプレゼントを渡すとき、「喜ぶかなあ」「どんなプレゼントがいいかなあ」「どこで渡そうか」「どういうタイミングで渡そうか」と、いろいろなことを考えると思います。

 

プレゼンも同じく、「誰に渡すのか」「いいタイミングか」「必然性はあるか」などを考えなければならないのです。

 

つまり、プレゼンにおいて最も大切なことは、「顧客視点」であることなのです。

 

では、どうしたら「相手が喜ぶプレゼント」となるのか?

 

澤さんが紹介するプレゼン設計のコツが「エピソード+問題提起+結論」です。

 

序盤は「エピソード」です。「エピソード」では、相手をいかに引きつけるかを意識します。

 

澤さんは、「オンラインで買い物をすることの本質的な意味」を説明するときに、「中国ではコンビニも屋台も、結婚式の祝儀も、お香典も、路上生活者のチップでさえキャッシュレスです」というエピソードで始めました。

 

すると聞き手は、一気に食らいついてきたといいます。

 

中盤は、「問題提起」です。「問題提起」では、厳しいファクトで「気づき」を与えます。

 

例えば、先の例の続きで、「今の時代、オンラインでコンテンツを買うのが当たり前。つまりデータを信用する時代です。そんな時代に『電話』というデータの残らないツールは、仕事ではあまりに不効率」と伝えます。

 

このように厳しいファクトを突きつけ、気づきを与えることで、聞き手は「問題提起」として認識するのです。

 

終盤は「結論+クロージング」です。

 

ここではじめて、プレゼンでアピールしたい製品やサービス、つまり「結論」を伝えます。

 

先の例でいえば、「我が社では、リアルタイムでコミュニケーションができる○○というチャットツールがあります。」と伝えると、聞き手は納得感を持って、傾聴してくれるのです。

 

そして最後に、「一緒により良い未来をつくりましょう」と、未来への希望に満ちた話で完結することで、説得力のあるプレゼンになるのです。

 

このことから、「エピソード+問題提起+結論」でプレゼンの設計をすることで、相手にとって最高のプレゼントとなるのです。

 

『未来を創るプレゼン』のまとめ。

 

  1. 自分の中の「譲れない想い」を探しておきましょう。
  2. 「自分の頭」で考えるクセをつけましょう。
  3. 「未来」に動いてもらいたかったら、「今」を語りましょう。
  4. プレゼンは「最高の贈り物」と意識しましょう。

 

この動画では、『未来を創るプレゼン』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。