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やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学(著者;ハイディ・グラント・ハルバーソン)

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今回取り上げる本は、『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』です。

 

「目標達成できない」と嘆くビジネスパーソンに、成功するために必要な「習慣」を授けてくれます。

 

著者の「ハイディ・グラント・ハルバーソン」氏は、モチベーション&目標達成研究の第一人者。

 

ページ数は117ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』の要点

 

本書の結論は以下の5つです。

 

  1. 目標達成するには「具体性」と「差」
  2. 目標達成するには「計画」
  3. 目標達成するには「楽観的になる」
  4. 目標達成するには「成長すること」
  5. 目標達成するには「やり抜く」

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“目標達成するには「具体性」と「差」”について。

 

目標達成において、まずやるべきことが「目標を具体的にする」ことです。

 

なぜなら、目標を具体的にすると、「やり抜く力」が手に入るからです。

 

例えば、「やせたい」という目標であれば、「5キロやせる」と具体的にします。

 

すると、ゴールが明確になり、今やるべきことがはっきりとわかります。

 

これは、数千に及ぶ心理学の研究結果によって明らかとなっているもので、「目標を達成するには、その目標が具体的になっていなければならない」といいます。

 

もし、ビジネスパーソンのあなたが仕事で結果を出したければ、「年収を○○万円上げる」「○○に昇進する」といった具体的な目標を打ち立てる必要があるのです。

 

では、目標を具体的にしたら、次は何をすればいいのでしょうか?

 

それが「メンタル・コントラスト」です。

 

メンタル・コントラストとは、「私にとって成功とは何か」と「成功への障害は何か」の2つを、心の中で繰り返し考えることです。

 

なぜ、このようなことをするのかと言うと、「今、自分に足りないものは何なのか」「何をすべきか」を自覚できるからです。

 

これらが自覚できると、「今の自分」と「理想の自分」の差=コントラストがはっきりとし、障害を取り除くために今、何をすればいいかが明確になるのです。

 

このことから、目標達成するには「目標の具体化」そして「差を明確にする」ことが重要だったのです。

 

2つ目は、“目標達成するには「計画」”について。

 

目標達成には、「目標の具体化」、そして「差」を考えることが重要と述べました。

 

さて次は、これらをもっと具体的にしていくための行動です。

 

それが「行動計画」です。

 

著者であるハイディさんが紹介するのは「ifーthenプランニング」です。

 

「ifーthen」とは、「もしこうなったら、こうする」という意味ですが、どんな行動をするかを事前に決めておくことで、実行の確率を高めるというものです。

 

事前に決めておくと、実行できる確率が2~3倍も高くなると言われ、その有効性がうかがえます。

 

方法はいたってシンプルです。

 

「①もし、Xだったら、②Yをする」

 

たったこれだけです。

 

例えると、

if もし、午前中に企画が出来上がらなかったら、②then 午後一番に企画書を仕上げる。

if もし、YouTubeを見過ぎて勉強がはかどらなければ、②YouTubeを5分と決め、5分後には、勉強に取りかかる

 

超簡単ですが、効果は絶大です。

 

なぜなら、「XならY」というパターンは、脳にとって記憶しやすいからです。

 

そして、これが習慣化してくると、意識しなくても、自動的に行動できるようになります。

 

このことから、「やるべきこと」を決め、それを「ifーthenプランニング」に落とし込むことで、行動を習慣化することができるのです。

 

3つ目は、“目標達成するには「楽観的になる」”について。

 

やるべきことを事前に決めておくことで、行動できることがわかりました。

 

さてここまでは、目標の立て方、実践について触れてきましたが、ここからは、主に目標達成するために必要な「心構え」について触れていきます。

 

ところでみなさんは、「引き寄せの法則」をご存じですか?

 

ひと言でいえば、「望めば手に入る」という法則です。

 

実のところ目標達成において、この「引き寄せの法則」は、大きな落とし穴となる可能性があります。

 

なぜなら、「望むことは簡単にできる」「欲しいものは簡単に手に入る」と考えていると、油断してしまい、必要な努力や準備を怠ってしまうからです。

 

確かに、こういった「引き寄せの法則」のようにポジティブに考えることは、とても大事なことなんです。

 

なんですが、ハイディさんが重視するのは、「楽観的であれ」「自分に自信を持て」というポジティブさなんです。

 

「目標は達成できる」と信じるのは、いいんですが、「簡単に達成できる」という、非現実的な楽観主義者ではダメなんです。

 

では、どうすればいいのか?

 

ハイディさんは、非現実的な楽観主義者ではなく、「現実的な楽観主義者になれ」とおっしゃっています。

 

「現実的な楽観主義者」とは、「成功を望み、それに相応しい努力をする人」です。

 

目標達成が簡単でないことを意識しながら、絶えず努力し、それでいて「自分ならできる」と思える人が成功できるのです。

 

このことから、目標達成するには、「楽観的」と「現実」を併せ持つことが重要だったのです。

 

4つ目は、“目標達成するには「成長すること」”について。

 

目標達成するための心構えは「楽観+現実」という要素が必要でした。

 

さて、次に紹介するのは、目標達成には欠かせない「成長」についてです。

 

著者は、「成長することに集中せよ」と述べており、「成長」の重要性が伝わってきます。

 

では、どうしたら成長できるのか?

 

それが、「新しいことに挑戦すること」です。

 

人は新しいことに挑戦すると、大きく成長します。

 

しかし、私もそうですが、新しいことに挑戦しようとしたとき、「失敗するかもしれない」と思い、なかなか挑戦できません。

 

こんな時、どうすればいいのでしょうか?

 

著者がすすめる心の持ち方として「失敗してもいい」と開き直ることです。

 

そうなんです。「失敗してもいい」と覚悟を決めると、恐怖が半減してしまうんです。

 

例えば、「プレゼンが苦手」という人がいたとします。

 

この時、「失敗してもいい」と開き直ってしまうと、緊張感がなくなり、案外うまくいってしまうのです。

 

心理学の研究でも「失敗してもいい」と考えると、実際に「失敗する確率が低くなる」ことが明らかとなっています。

 

では、なぜ「失敗してもいい」と考えるとうまくいくのか?

 

それが、次の2つの「ゴール」で説明がつきます。

 

「証明ゴール」「成長ゴール」です。

 

「証明ゴール」とは、「自分にはそれをする能力がある」「私はやり方を知っている」ということを証明するための目標です。

 

「成長ゴール」とは、「能力を伸ばして、今までできなかったことを、できるようにする」といった視点の目標です。

 

実のところ、「証明ゴール」は、新しいことに挑戦する時に逆効果になります。なぜなら、不安に駆られてしまうからです。

 

しかし、「成長ゴール」であれば、例え失敗したとしても、「またひとつ学んだ」と思えるので、不安に駆られることなく、次へと挑戦できます。

 

以上を踏まえると、「成長ゴール」を目指し、「失敗してもいい」と考えることで、新しいことにチャレンジできるようになるのです。

 

5つ目は、“目標達成するには「やり抜く」”について。

 

「成長ゴール」を目指すことが、目標達成の近道でした。

 

いよいよ、最後です。

 

最後は、目標達成するための、「力」について触れます。

 

その力とは「やり抜く力」です。

 

本動画を観る勉強家のみなさんであれば、ご存じかもしれません。

 

やり抜く力、「グリット」です。

 

グリットとは、「困難に屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす力」のことですが、目標達成には少なからず、こうした泥臭い努力が必要と言えるのです。

 

じゃあ、その力ってどんなもの?

 

心理学の観点から言えるのが、「固定的知能観」と「拡張的知能観」です。

 

「固定的知能観」とは、「ひとりひとりの知能は、持って生まれたものとして固定されている」という考え方。

 

「拡張的知能観」とは、「能力は経験や努力を重ねることによって高めることができる」という考え方。

 

私たち人間は、自分の知能に関して、この2つのどちらかを持っていると言われており、著者は断然、後者「拡張的知能観」をすすめています。

 

なぜなら、前者の「固定的知能観」は、才能のせい、環境のせいにしてしまい、成長がないからです。

 

一方、後者の「拡張的知能観」は、「うまくいかないのは、努力不足だった」「戦略を間違えた」と、自分の努力や行動のせいにするので、またトライできるようになります。

 

以上を踏まえながら、「拡張的知能観」で自分をコントロールすると、成功する確率が格段に上がるのです。

 

『やり抜く人の9つの習慣』のまとめ。

 

  1. 目標を「具体的」にし、現実との「差」を把握しましょう。
  2. 計画を「脳」にインプットしておきましょう。
  3. 「簡単ではないが、自分はできる」と考えましょう。
  4. 「失敗してもいい」と考えましょう。
  5. 「やり抜く力」を身につけましょう。

 

この動画では、『やり抜く人の9つの習慣』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。