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2億円と専業主婦 はたらく妻の生涯賃金は2億円!(著者;橘 玲)

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今回取り上げる本は、『2億円と専業主婦 はたらく妻の生涯賃金は2億円!』です。

 

「先行き不安だ・・・」と将来に希望を見いだせないビジネスパーソンに、リッチになるヒントを授けます。

 

著者の「橘 玲」氏は、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」で有名な人気作家。

 

ページ数は269ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『2億円と専業主婦 はたらく妻の生涯賃金は2億円!』の要点

 

本書の結論は以下の4つです。

 

  1. はたらく妻は「2億円」稼ぐ
  2. 幸せの答えは「自由」
  3. 子どもは「勝手に育つ」
  4. リッチになるには「共働き」

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“はたらく妻は「2億円」稼ぐ”について。

 

本書は、「はたらく妻」と「専業主婦」の生涯賃金の差について語った本ですが、もうタイトルがすでに答えですね。

 

「はたらく妻」は2億円稼いでしまいます。そして「専業主婦」は2億円損をしてしまいます。

日本人の生涯賃金について、最も信頼のあるデータによると、大卒の場合、男性は2億6980万円、女性は2億1590万円です。

 

例えば大企業に就職し、結婚しても働き続けた場合、生涯賃金が2億5000万円。そして退職金が加算されると、総計3億円も稼げるのです。

 

一方で、結婚して専業主婦になると・・・もうおわかりですね、3億円の損をしたことになるのです。

 

これは「専業主婦が悪い」という批判でも何でもなく、日本のように豊かな国で働くことが生み出す富について、「正しく理解しましょう」ということです。

 

今や終身雇用制度は崩壊し、会社はいつ倒産してもおかしくない時代。男性の給料だけでは「家族を養えない」という事実があります。

 

昔は「共働きは貧乏で、専業主婦はお金持ち」というのが常識でしたが、今は逆で「共働きはお金持ちで、専業主婦は貧乏」というのが常識となったのです。

 

このような時代において、「いや専業主婦はプライスレス」と考えるのか、現実を受け止め、「生活水準を上げるために働く」と考えるかは、個人の「幸福感」の問題となったのです。

 

以上を踏まえながら、「2億円損をする」という前提のもと、自分と自分の家族が幸せになれる戦略を練ることが、最も重要だったのです。

 

2つ目は、“幸せの答えは「自由」”について。

 

はたらく妻の生涯賃金は「2億円」。その上で「どう幸せになるのか?」を考えることがポイントでした。

 

さて次は、そんな「幸せ」について考察してみましょう。

 

著者の橘さんは「幸せ」を次のように定義します。

 

①好きな人と愛し合い、その人と家庭をつくる

②独身なら、好きな家族や友達に囲まれて暮らす

③好きな仕事をして、みんなから感謝されたり、ほめられたりする

④好きな洋服をきて、好きなものを食べ、人生を楽しむ

 

これら4つに共通するものがあります。それが「好きな」という言葉です。

 

実のところ、人間は「自分が好きなように生きられる」ことに、幸せを感じます。

 

これを「自己決定権」と呼び、何でも自分が好きなように決定できることを意味します。

 

例えば、親の家業を継ぎ、親が決めた相手と結婚して、好きな洋服も着られず、自由に出かけることも、自分の好きなものでさえ口にできない・・・

 

こんなの全然楽しくないですよね?

 

そうなんです。「自分で自由に決めることができる」って、とっても幸せなことだったんです。

 

翻って(ひるがえって)、今、私たちが住んでいるこの日本はどうでしょう?

 

ほとんどのことが「自由」じゃないですか?

 

自分の行きたい大学を受験できるし、自分の好きな仕事にも就ける。自分の好きな人と結婚できるし、どこに住んでもいい。

 

何をするにもほとんど制約がありません。

 

この「自由」って、言い方を変えると「嫌なことを断れる」ことです。

 

例えば、上司から絶対にやりたくない仕事を命じられた時、「断ればクビ」と言われたら、「じゃあ辞めます」と言える、これって「自由」ですね。

 

でも「生活があるから辞められない」という人もいます。これは選択の自由はありますが、経済的な自由はありません。

 

もし、経済的に独立していて、お金に縛りがなければ、「自由」が獲得できるのです。

 

そうなんです。「お金」があることで、選択できる自由の幅が広がるんです。逆に言えば、お金がなければ、不自由になってしまう。

 

以上を踏まえながら、「お金」を稼いだ方が、「自由」を獲得できるので、幸せになれる確率がグンと上がるのです。

 

3つ目は、“子どもは「勝手に育つ」”について。

 

幸せになるためには、やはり「お金を稼ぐ」ことが重要だとわかりました。

 

では共働きで働くとして、最初に出てくるのは「仕事と家庭が両立できない」という問題ではないでしょうか?

 

「仕事と家庭が両立できない問題」で、真っ先にあがるのが「子育て」です。

 

「子育てしながら仕事なんて無理」「子どもがグレてしまんじゃないか」など、子どもを見ながら仕事をするのが、共働きの壁となります。

 

著者は、この問題に対して、真っ向から「子どもは勝手に育つ」と答えています。

 

この結論にいたった理由は、次の2つ。

 

それが「保育園」と「社会で育つ」です。

 

実のところ、子どもを保育園に通わせると、言語の発達が促され、多動性と攻撃性が抑制させることがわかっています。

 

経済学者である山口慎太郎さんは、子どもの発達を「言語発達」「多動性」「攻撃性」の3つで指標化し、母親の学歴を「4大卒以上」と「高卒未満」で分けて調べ、さらに保育園を利用する家庭とそうでない家庭で比較しました。

 

その結果、保育園通いの方が母親の学歴に関わらず、言語発達を促し、多動性・攻撃性を減少させました。

 

さらに加えて、保育園通いは「親」にもよい効果があったのです。「しつけの質」「幸福度」が大幅に改善され、子育てのストレスが大幅に減ったのです。

 

子どもを保育園に預けることのメリットは多岐に渡ったのです。

 

もうひとつの「社会で育つ」。

 

一般的に広く認知されている間違った常識として、「子どもは親の鏡」というものがあります。

 

しかし、慶應大学医学部教授の高橋孝雄さんによると、「子どもの可能性は遺伝によってある程度決まっていて、苦手なことを無理にやらせても逆効果。」といいます。

 

つまり、親がどれだけ完璧に子育てをしても限界があるということです。と同時に、親は子どもをコントロールできないということです。

 

ここから言えるのは、子どもは親のすぐそばより「社会の中の方が育ちやすい」ということです。

 

過剰な家事や育児の努力をしなくても、ごく普通に愛してあげるだけで、子どもは勝手に育っていくのです。

 

4つ目は、“リッチになるには「共働き」”について。

 

子どもは「勝手に育っていく」ことが、わかりました。

 

さて最後は、リッチな家庭になるために「共働きするにはどうしたらいいか?」について、具体的に触れていきます。

 

著者は、その戦略として、「子育てを外注する」「会社で働かない」の2つをあげます。

 

「子育てを外注する」とは、文字通り、子育てを誰かに託してしまうことです。まじめな方であれば、憤慨するかも知れませんが、最後まで聞いてください。

 

これは何も、奇をてらったような方法ではなく、誰もがやっていることです。

 

そうです。「親に見てもらう」ことも一つの、「子育ての外注」です。

 

しかし、近くに親がいない場合、どうすればいいのか?

 

その答えは、お金を払って「家政婦」に頼めばいいんです。

 

日本ではまだまだ馴染みがありませんが、アジア各国では当然のように「家政婦」が子育てに参加します。

 

日本と同じくらいの生活水準である、香港やシンガポールは、フィリピンやインドネシアから来た家政婦が、住み込みで働くのが普通です。

 

夕食までは子どもの面倒を見てくれたり、急な病気にも対応したりしています。

 

しかし実際、日本で家政婦や乳母を頼むのは、現実的ではありません。

 

だったらいっそのこと、東南アジアに移り住み、子育てしながら働くのも、一つの手かもしれませんね。

 

もうひとつの「会社で働かない」。

 

これは会社で働かず、フリーエージェントで働くことを意味します。

 

実のところ、フリーエージェントになると「時間」が浮きます。

 

この浮いた時間で、子育てをするという考え方です。

 

どれだけ浮くのかというと、1年で「3ヶ月」ほどです。

 

これは、平均的なサラリーマンが「何に時間を取られているのか」を調査したところ、なんと「会議」でした。それも1日5~6時間もです。

 

これに往復2時間の通勤時間を加えると、もうほとんど無駄な時間に費やしていると言っていいでしょう。

 

トータルすると、1ヶ月160時間。1年で3ヶ月となるんです。

 

つまり、会社員を辞めて、フリーで働けば時間が手に入り、仕事と子育てを両立できてしまうんです。

 

これら2つの方法から、著者が何を言いたいのかというと、「子どもの面倒は親が見なければならない」「自分の子どもを他人に見させるなんて言語道断」といった、古い固定観念を捨て去れということです。

 

なぜなら、こういった先入観や固定観念が、自分たちの可能性を狭めてしまうからです。

 

これらを踏まえながら一度、働き方を考え直してみることで、私たちは幸せを手にすることができるのです。

 

『2億円と専業主婦』のまとめ。

 

  1. 奥様には「2億円稼げる可能性がある」と知りましょう。
  2. 「自由」になるために、お金を稼ぎましょう。
  3. 育児に対する「固定観念」を捨てましょう。
  4. 家族全員が幸せになる「戦略」を立てましょう。

 

この動画では、『2億円と専業主婦』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。