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食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術(著者;満尾 正)

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今回取り上げる本は、『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』です。

 

「たくさん寝ているのに疲れがとれない」「なぜかやる気がでない」と、体の不調を訴えるビジネスパーソンがいます。そんな彼らに、「栄養学」の観点から、パフォーマンスを上げる食事術についてお届けます。

 

著者の「満尾 正」氏は、ハーバード大学で最新の栄養学を研究してきた人物です。

 

ページ数は193ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』の要点

本書の結論は以下の5つです。

 

  1. 健康は「最大の資産」
  2. 現代人は「栄養失調」
  3. お手軽な投資は「納豆」
  4. 「食べない投資」も投資になる
  5. 「食べることを休む」という考え方

 

以降で具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“健康は「最大の資産」”について。

 

本書のタイトルでもある「食べる投資」。そもそも、なぜ「食べる」ことに、投資すべきなのでしょうか?

 

その答えは、仕事や人生の質は「食」で決まってしまうからです。

 

現代は先行き不透明な時代と言われます。将来の展望が見えない今、本当に必要なのは「健康」です。

 

なぜなら、「健康」を害したら、仕事やお金がなくなることはもちろん、楽しい時間を過ごすこともできなくなるからです。

 

では、「健康」を維持するには、何が必要でしょうか?

 

それが、「食」です。

 

「食」こそが、栄養の基盤であり、栄養知識を身につけ実践することで「健康」を維持できます。

 

健康という「資産」を築き上げ、「投資」することで、先行き不透明な時代を生き抜くことができるのです。

 

2つ目は、“現代人は「栄養失調」”について。

 

「食」への投資が、健康という資産を築くポイントでした。

 

さてここで一つ、みなさんにお伝えしておかなければならないことがあります。

 

それが、「現代人は栄養失調」ということです。

 

「こんな豊かな日本で、それはありえない!」というのが正直な感想でしょう。

 

しかし、これは事実で、現代人は体にとって本当に必要な栄養素が不足して、不必要なものは過剰になる「現代型栄養失調」状態なのです。

 

みなさんも、こんなこと心当たりがありませんか?

 

「コンビニ、スーパーで買った出来合いの食品を食べる」

「ご飯、麺、パンが好き」

「毎日甘いおやつを食べる」

「疲れがとれず常にだるい」

「食後に眠くなることがある」

「ぐっすり眠れない」

「頭がすっきりしない」

「気持ちが落ち込みやすい」

 

これらは「現代型栄養失調」の特徴であり、当てはまる人は要注意です。

 

ではなぜ、「現代型栄養失調」に陥ってしまうのでしょうか?

 

その原因は、「栄養をムダに消費している」からです。

 

代表例が「白米」です。

 

「白米」は玄米から糠(ぬか)をとり、加工して食べやすくしたものです。

 

玄米には、もともとビタミンやミネラルを多く含んでいるのですが、それを食べやすく加工してしまったことで、本来ならとれる栄養素を「ムダに消費」していたのです。

 

このことから、現代人が口にするものは、栄養価の落ちている食品であり、食べやすさを追い求めた結果、栄養失調に陥ってしまったのです。

 

3つ目は、“お手軽な投資は「納豆」”について。

 

「現代人は栄養失調に陥っている」というのは、驚きでしたね。

 

では、そんな「現代型栄養失調」にならないようにするためには、どんな「食事」をとればいいのでしょうか?

 

最初に知っておかなければならないことが、「正しい食事を習慣化すること」です。「食べる投資」は毎日の積み重ねなので、「長期投資」と考えなければなりません。

 

「長期投資」というと、長い道のりで挫折してしまいそうですが、「習慣化」すれば、抵抗はなくなり、毎日続けることができるのです。

 

まずは、「正しい食事」を習慣化しましょう。

 

さて、習慣化するためには、ハードルの低いことから始めます。

 

おすすめなのが、みなさんお馴染みの「納豆」です。

 

納豆を1日1パック食べるだけで、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)が整えられ、「感染症予防」「骨が丈夫になる」「動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防」「炎症、アンチエイジング効果」などの、効用があります。

 

特筆すべきは「感染症予防」です。

 

「納豆菌」は、微生物の中でも最強の増殖力を持ち、体内に取り入れると悪玉腸内細菌の繁殖を抑え、腸内細菌叢を最適の状態にしてくれます。

 

「O-157」など、病原性大腸菌の増殖を防ぐほど強力なので、感染症予防に期待できます。

 

4つ目は、“「食べない投資」も「投資」になる”について。

 

ここまで、「食べる投資」について解説してきました。

 

すべてを否定するようで、申し訳ありませんが、実は「食べない投資」もあるのです。

 

「食べない投資」とは、文字通り、パフォーマンスを下げるハイリスクな食品を「食べない」ことです。

 

「何を食べるか」は、確かに重要ですが、「何を避けるか」も、同じくらい重要です。

 

なぜなら、どんなに体にいい物を食べていても、健康被害をもたらず食べ物を食べていれば、すべてが台無しになるからです。

 

では一体、何を「食べてはいけない」のでしょうか?

 

著者が「避けるべき食品」と警鐘を鳴らすのが、「糖質」です。

 

「糖質」は効率よく細胞のエネルギーを生み出す貴重な栄養素ですが、「とり過ぎ」は大変危険です。

 

しかし、現代人の生活はというと・・・

 

朝にパン、昼にパスタを食べ、午後にいただきもののお菓子を食べる。健康のために野菜ジュースを飲み、夜は外食。

 

といったように、右を見ても左を見ても「糖質」ばかりです。

 

「糖質過剰摂取」による体への影響は、みなさんもご存じでしょうが、ここでおさらいしておきましょう。

 

まず、「糖尿病」です。血糖値が、適正値よりも高い状態が続く病気で、現代人の20~30%が罹患すると言われます。原因は、インスリンの分泌不足やその働きに異常があることです。

 

次に、「動脈硬化」です。高血糖状態が続くと、血中インスリン濃度が高い状態になります。すると、動脈の変性が起こりやすくなり、その結果、動脈硬化が進行し、高血圧や心臓疾患の原因となります。動脈硬化によって、「血栓」ができると、その先の細胞が死んでしまい、「脳梗塞」や「心筋梗塞」になるのです。

 

糖質過剰摂取による弊害は、その他「肥満」や「脳機能への影響」など、多岐に渡り、さまざまな悪影響を体に及ぼします。

 

最後の5つ目は、“「食べることを休む」という考え方”について。

 

パフォーマンスを下げるハイリスクな食品は、私たちのごく身近にありました。

 

さて、いよいよ最後となりました。最後は、「食べない投資」の究極「ファスティング」です。

 

「ファスティング」とは、「断食」のことで、一定期間固形物を摂取しないことで、消化器官を休ませ、体をリセットすることです。慢性炎症の改善に効果があるとも言われます。

 

12名の健常人を対象に、数日間のファスティング前後の血液細胞の変化を調査しました。

 

その結果、血液細胞の一種である「単核球」の数が多い人は、ファスティング後に単核球数が減少していることがわかったのです。

 

「単核球」とは、炎症反応に呼応して、その数を増やす特徴があり、炎症が進むと数が増え、炎症が止まると数が減ります。

 

何が言えるかというと、炎症が緩和する理由は、「ファスティング自体が抗菌作用を弱めているのではない」ということです。

 

他の調査では、「ファスティングタイムが長いほうが、健康長命に効果的である」という報告があります。

 

その研究で興味深いのが、「食べているものの質は関係ない」という点です。

 

「栄養学」の観点から言えば、「何を食べているか?」が注目されます。しかし、「食べない時間を意識的にとる」方が、胃腸や肝臓などの消化器官の修復時間が長くなり、体の調子が良くなるのです。

 

そこで著者がすすめるのが、休みの日に行う、「プチ断食」です。にんじん1本、トマト1個、レタスかキャベツを3枚。ほうれん草半分をミキサーにかけ、食事代わりに1日3回飲むという方法です。

 

この「プチ断食」を行うと、消化器官がリセットされ、排泄機能が高まり、老廃物を出し切ることができます。

 

以上のことから、「食べることを休む」という考えである、「ファスティング」を視野に入れることで、「食べない投資」を成功させることができるのです。

『食べる投資』のまとめ。

 

  1. 健康は「資産」として捉えましょう。
  2. 正しい知識で「栄養失調」を撃退しましょう。
  3. 今すぐ「納豆」を買いに行きましょう。
  4. 「食べないこと」も投資と捉えましょう。
  5. 「ファスティング」も取り入れ、体をリセットしましょう。

 

この動画では、『食べる投資』の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。

まだ読んでない人は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。