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人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている(著者;ふろむだ)

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今回取り上げる本は、11万部突破。社会の真理を暴いた『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』です。

 

「実力があるのになぜか成功できない」という、ビジネスパーソンの切実な悩みを、一刀両断します。

 

著者の「ふろむだ」氏は、のべ数百万人に読まれたブログ「分裂勘違い君劇場(ぶんれつかんちがいくんげきじょう)」の著者。モンスターブロガーと称されるものの、リアルでは複数の企業を経営する敏腕オーナー。

 

ページ数は365ページありますが、10分にまとめて要点を解説していきます。

『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の要点

結論から申し上げると、この本を読んで得られる重要なポイントは以下の5つにまとめることができます。

 

  1. 「成功」は運や実力で決まらない
  2. 「成功」にはトリックがある
  3. 「成功」「錯覚資産」の両方を手にしたければ「確変を狙う」
  4. 成功をするには「奴隷」から「主人」になる
  5. 「思考の錯覚」は脳の過剰性が引き起こす

 

以降では、この5つのポイントを具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

1つ目は、“「成功」は運や実力で決まらない”について。

いきなりですが、質問です。

 

「成功」は一体、何で決まると思いますか?

 

「運?」「実力?」

 

ではありません。

 

答えは本書のタイトルを見れば一目瞭然で、「勘違いさせる力」です。

 

では、この「勘違いさせる力」とは、どんな力なのでしょうか?

 

それが、著者が考案した「錯覚資産」とよばれるものです。

 

「錯覚資産」とは、「周りの人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」のことを言います。この錯覚は一種の「資産」として機能するため、「錯覚資産」と名付けられました。

 

では、なぜこの「錯覚資産」が成功に必要なのでしょうか?

 

その理由は、「思考の錯覚」にあります。

 

「売り上げを半期で73%アップさせました」

「月間300万PVのブロガーです」

「あの有名なベストセラー本を手がけた編集者です」

 

など、世に謳われる成功は、実のところ、本人の「実力」ではありません。

 

本当は、上司や同僚、部下、顧客のおかげで達成できた実績です。にもかかわらず、人は「本人の実力」として、捉えてしまうのです。

 

この思考の錯覚は、他の思考の錯覚と「掛け算的」に増えたり、「複利的」に増えたりするのが特徴で、錯覚資産の使い方次第で、その差は大きなものになるのです。

 

以上のことから、成功するには「錯覚資産」を、いかに増やすかにあるのです。

 

2つ目は、“「成功」にはトリックがある”について。

さて、成功に必要なのが「錯覚資産」でした。ここではもう少し、「錯覚資産」について触れていきたいと思います。

 

ところで、成功には「信用が付きもの」と言われます。信用とは「実力と人柄を認められること」ですが、「信用」のある人は、「尊敬できる人」で、成功者は尊敬できる人間だから成功したわけです。

 

しかし実は、この「信用」と呼ばれるうちの大部分が「錯覚資産」なのです。

 

では、錯覚資産の大きい人は、尊敬できる人なのでしょうか?

 

答えはノーです。

 

著者は、錯覚資産を「人の判断を誤らせる、空虚なハリボテ」と表現しており、このハリボテに「信用」というラベルを貼り、「尊敬に値するもの」に偽装していると言います。

 

つまり、錯覚資産による成功は「トリックによる成功」であり、これこそまさに思考の錯覚の「魔力」なのです。

 

なぜこのようなことが起こるのかというと、「ハロー効果」で説明がつきます。

 

「ハロー効果」とは、認知バイアスのひとつで、別名「後光効果」と呼ばれ、何か一点が優れていると、後光がさして、何もかもが優れて見えてしまう錯覚のことです。

 

この「認知の偏り」によって、客観的事実より自分の直感のほうが正しいと信じてしまい、それが錯覚だとしても、事実だと思ってしまうのです。

 

成功するには、この力を利用して錯覚資産を増やし、人生の活路を切り開く必要があるのです。

 

3つ目は、“「成功」「錯覚資産」の両方を手にしたければ「確変を狙う」”について。

 

「錯覚資産」について、おおよそ理解できたと思います。ここからは、「どうやって錯覚資産を増やしていくか?」にフォーカスしていきます。

 

察しの良い方であれば、もうお気づきでしょうが、

 

「成功するためには錯覚資産が必要」

「錯覚資産を手に入れるには成功する必要がある」

 

ここに生じるジレンマです。

 

このジレンマを解消するには、「確変を狙う」ことです。

 

「確変」とは、確率変動のことで、パチンコの球が特定の場所に入ると、一定期間当たる確立が急上昇することを指します。

 

つまり、成功したければ、はじめは小さく確変を狙っていき、当たる確率が高いときを狙って、全力で投資することです。

 

具体的には、ハロー効果が得られそうな仕事から手をつけ、チャレンジしていきます。そして、確変が起こるまでチャレンジし続け、確変が起こったら全力を出します。そこで得た成功の「ハロー効果」を使い、さらによい環境を手に入れるのです。

 

そして、このハロー効果に拍車をかけるには「数字」も有効です。

 

なぜなら「売り上げました。」より「1.5億円売り上げました」の方が、泊があり、実力が底上げされて見えるからです。

 

このことから、錯覚資産を手に入れ成功するには、小さなハロー効果を手に入れ、そのハロー効果をテコにして、もう少し大きなハロー効果を手に入れていくという「わらしべ長者」のような戦略だったのです。

 

4つ目は、“成功をするには「奴隷」から「主人」になる”について。

「錯覚資産」を手にする第一歩は、「確変を狙う」ことでした。次に知っておきたいことが「思考の錯覚」に「自ら陥らない」ことです。

 

成功している人の共通点として、「高学歴」があげられます。

 

高学歴の人に成功者が多いと言われますが、実は彼らは、「高学歴で優秀だから成功した」のではなく、「高学歴」というハロー効果によって成功したのです。

 

多くの人は、相手の実力を見抜いて判断しているのではなく、思考の錯覚によって、無意識のうちに「学歴」で人を判断しています。

 

しかし、人は「自分が学歴で判断している」ということを認めたくありません。

 

なぜなら、「学歴で判断する人は、実力や価値が見抜けない不公平な人間」と思われるからです。

 

人は誰しも「自分は公平な人間」と思われたいので、無意識に学歴で判断しているにも関わらず、それを認めたくなくて、ごまかそうとします。

 

つまり、「無意識」は「意識」の知らないところで、「学歴で判断している自分」と「学歴で判断してはいけない自分」という矛盾を解消しようとし、価値評価を「学歴なんて意味がない」と変えてしまうのです。

 

これを「認知的不協和」と言い、人は矛盾を解消しようと、その「差」を埋め始めるのです。

 

この、あまのじゃくな性質を利用して、成功を目指します。

 

注目すべきは「肩書き」です。

 

今の自分の状態は、「実力も何もない自分」であったとしても、「立派な肩書き」をつくってしまうことで、その矛盾を無意識に埋めてもらいます。

 

この錯覚の「力」に気づき、これを利用することで、「思考の奴隷」から「思考の主人」になることができるのです。

 

最後となる5つ目は、“「思考の錯覚」は脳の過剰性が引き起こす”について。

 

さて、最後は「なぜ思考の錯覚が起こるのか?」そのメカニズムについてまとめてみたいと思います。

 

「ハロー効果」「利用可能性ヒューリスティック」「認知的不協和」など、これらの認知バイアスは、実のところ、「脳の過剰性」が引き起こしています。

 

この「脳の過剰性」は「一貫性」「原因」「結論」の3つに分けられます。

 

「一貫性」

過剰に一貫性を求めることを指します。一貫していないことが不快と感じたり、一貫していないものを真実だと思ったりと、人は事実や記憶までも変えて、一貫させようとします。

 

「原因」

過剰に原因を求めることを指します。単に偶然の結果に過ぎないことでさえ、むりやり、原因を見つけてしまいます。人は犯人がいないのに、犯人をでっち上げたり、原因を確定するデータが不十分でも原因を追求してしまったりするのです。

 

「結論」

過剰に結論を急ぐことを指します。結論を出すのに必要なデータがそろっていなくても、むりやり、結論を出してしまう性質のことです。人は結論を出すのに時間がかかりそうな問題は、すぐに結論が出せる問題に置き換えてまで、結論を出してしまいます。

 

この3つの過剰性が、さまざまな認知バイアスを生み出す「錯覚の思考」を、形作っていたのです。

 

『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』のまとめ。

 

  1. 成功は「錯覚資産」で決まると覚えておきましょう。
  2. 「ハロー効果」が成功に必要不可欠と認識しましょう。
  3. 「小さな確変」から狙っていきましょう。
  4. 「無意識」の奴隷から脱出しましょう。
  5. 「脳の過剰性」を理解しておきましょう。

 

この動画では、本書の超重要なポイントに絞って解説してきましたが、これを機会に手にとって読んでみるのもオススメですよ。