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嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(著者;岸見一郎・古賀史健)

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今回取り上げる本は、累計発行部数200万部の大ベストセラー、ドラマ化もされ、2015年ビジネス書ランキングで1位を獲得した『嫌われる勇気』です。

 

人間関係に悩むすべての人に、「問題解決」と「新たな視点」を伝授します。

 

著者の「岸見一郎」氏は、日本アドラー心理学会認定カウンセラーであり、顧問哲学者。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動を行っている人物です。

 

「古賀史健」氏は、ビジネス書やノンフィクションで、数多くのベストセラーを手掛ける、フリーランスライター。インタビュー原稿にも定評がある人物です。

 

ページ数は296ページありますが、私の場合はこの本を読み終えるのに、5時間かかりました。

この動画では、5時間を10分にまとめて要点を解説していきます。

 

この動画を見終える頃には、あなたは、人間が抱える悩みの「原因」を知り、人生を変えることができるでしょう。

『嫌われる勇気』の要点

 

結論から言いますと、この本の重要ポイントは、以下の5つにまとめることができます。

 

  1. 人は「変わる」ことができる
  2. 人の悩みはすべて「人間関係」に収束する
  3. 悩みを払拭するには「人は人」
  4. 人間関係は「共同体感覚」で成り立つ
  5. 本当の自由とは「嫌われること」

 

以降では、この5つのポイントを、具体例を交えながら深掘りしていこうと思います。

 

と、その前に、本書のキーマンとなる「アルフレッド・アドラー」とは一体誰なのか、説明しておきましょう。

 

アルフレッド・アドラーとは、オーストリア出身の精神科医で、あの有名な哲学者、フロイト、ユングと並ぶ、「心理学三大巨頭のひとり」と称される人物です。

 

20世紀初頭に創られた「アドラー心理学」は、人間理解の心理、または到達点として人々に受け入れられ、当時「時代を100年先行していた」とも言われています。

 

それでは、お待たせしました。本題へと移りましょう。

 

1つ目は、“人は「変わる」ことができる”について。

 

本書は、アルフレッド・アドラーの思想を「青年と哲人(てつと)の対話」という、物語形式で構成されています。

 

青年は、哲人が述べる「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸せになれる」という考えは、到底、受け入れられないと直言します。

 

しかし、哲人は「人はひとりの例外もなく、いまこの瞬間から変わることができる」と説き伏せます。

 

みなさんも、青年のように「人はそう簡単に変わることはできない」と思っていませんか?

 

確かに人は、なかなか変われるものではありません。

 

なぜ変われないのかというと「原因論」で考えているからです。

 

アドラー心理学では「原因論」ではなく「目的論」で考えます。「原因論」とは、過去の原因から考えることで、「目的論」とは、今の目的から考えることを意味します。

 

「不安症で外に出られない」という人は、「不安だから、外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安をつくり出している」のです。

 

「外に出ない」という目的があり、その目的を達成する手段として、不安や恐怖といった感情をつくってしまう、これが「目的論」です。

 

「目的論」から考えることで、人は変わることができるのです。

 

2つ目は、“人の悩みはすべて「人間関係」に収束する”について。

 

「目的論」に基づいている「アドラー心理学」ですが、その根底には、ある重要なものがあります。それが、「人間関係の悩みは、すべて対人関係の悩みである」という概念です。

 

青年は、「嘘だ!」と全否定しますが、哲人は続けます。

 

「個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みなどというものは存在しません。どんな種類の悩みであれ、そこには必ず他者の影が介在しています」

 

なぜ、悩みは「対人関係の悩み」に収束するのでしょうか?

 

その答えは「劣等感」にあります。

 

劣等感は、他人より劣っているという感情のことですが、この劣等感は、「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」でしかありません。

 

「身長が低い」という悩みがあったとします。しかし、身長とは、客観的に測定された数字であり、そこに劣等性を感じてしまうのは、他者との比較、つまり、対人関係の中で生まれた、主観的な「劣等感」があるからです。

 

問題は、「身長」ではなく、本人が、その身長について「どのような意味づけをするか」「どのような価値を与えるか」にあります。

 

このことから悩みとは、「他者との比較」つまり「対人関係」から生まれていたのです。

 

3つ目は、“悩みを払拭するには「人は人」”について。

 

すべての悩みは、「対人関係に収束する」ことが理解できました。

 

ここで知りたくなるのは、「どうしたら対人関係の悩みを解消することができるのか?」です。

 

対人関係の悩みを解消する方法は、ズバリ!「課題の分離」です。

 

「課題の分離」とは、自分の課題と他者の課題とを分離していくことです。「これは誰の課題なのか?」という視点で、自分と相手の課題を分け、他者の課題に踏み込まないことで、人間関係のトラブルを防ぐことができます。

 

実のところ、対人関係のトラブルはすべて「他者の課題に土足で踏み込むこと」が原因です。

 

例えば、「子どもが勉強しない」という問題があったとします。しかし、これは、「勉強しないことで授業に追いつけなくなる」といった「子どもの課題」であり、「親の課題」ではありません。

 

「勉強しなさい!」と叱っても、子どもは反発してしまうのです。親は、精一杯の「援助」はできても、その先までは踏み込めないのです。

 

以上を踏まえると、人間関係を良好にしたければ「人は人」と課題を分離することが、必要不可欠だったのです。

 

4つ目は、“人間関係は「共同体感覚」で成り立つ”について。

 

課題の分離をすることが、対人関係の悩みを解消することでしたが、実は、この「課題の分離」は対人関係の出発点でしかありません。

 

実のところ、対人関係のゴールは「共同体感覚」です。

 

哲人はいいます。「共同体感覚とは、他者を仲間だと見なし、そこに『自分の居場所がある』と感じられること」

 

アドラーのいう「共同体」とは、国家や人類を包括したすべて、時間軸においては過去から未来、さらに動植物や無生物までも含まれた「すべて」を指します。

 

この「すべて」というのは、最小単位にすると「わたし」と「あなた」ですが、この「わたし」と「あなた」を起点に、「自己への執着」から「他者への関心」へと切り替えます。

 

他者への関心を持つと、自分の居場所を感じられるので、共同体感覚を得ることができるのです。

 

最後となる5つ目は、“本当の自由とは「嫌われること」”について。

 

さて、ここまできて、みなさんはずっと気になっていることはないですか?

 

そう、本書のタイトルでもある「嫌われる勇気」です。

 

答えから申しますと、「嫌われる勇気」を持てば、対人関係を一気に軽いものへと変えることができるということです。

 

なぜ「嫌われる勇気」が必要なのでしょうか?

 

それは、「自由とは何か」を考えることで理解できます。

 

「自由」とは家庭や学校、会社から飛び出すことではありません。

 

哲人はいいます。

 

本当の自由を獲得するためには、

「他者の評価を気にせず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかも知れないというコストを支払うこと」

 

つまり、「嫌われる勇気」を持つことで、自分の生き方を貫き、自由を手にすることができるのです。

 

このことから、対人関係の悩みから解放され、幸せになるには、「嫌われる勇気」を持つことが必要だったのです。

 

『嫌われる勇気』のまとめ。

改めて、この本の超重要なポイントを押さえ、あなたが実際に行動に移せるようにおさらいしておきましょう!

 

  1. 変わりたければ「目的論」で考えましょう。
  2. 悩みはすべて「人間関係から生まれている」と心得ましょう。
  3. 人間関係を良くしたければ「課題の分離」をすること
  4. 「自分」から「他人」へと関心を向けましょう。
  5. 「自由」を獲得したければ、嫌われましょう。

 

この動画では、『嫌われる勇気』の超重要なポイントに絞って解説してきましたが、これを機会に手にとって読んでみるのもオススメですよ。