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完訳 7つの習慣 人格主義の回復(著者;スティーブン・R・コヴィー)

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今回取り上げる本は、全世界3000万部、国内200万部突破。ベストセラービジネス著『7つの習慣』です。

 

「仕事がうまくいかない」「家庭がうまくいかない」など、人生に躓いているビジネスパーソンに、時代を通して変わらない軸となる「人生成功の原則」をお届けします。

 

著者の「スティーブン・R・コヴィー」氏は、147 の国にサービスを提供する世界屈指のプロフェッショナルサービス企業「フランクリン・コヴィー社」の共同創設者。リーダーシップ論の権威、家族問題のエキスパート、教育者、組織コンサルタントとして活躍し、タイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のあるアメリカ人 25人」のひとりに選ばれた人物です。

 

ページ数は521ページありますが、20分にまとめて要点を解説していきます。

『7つの習慣』の要点

結論から申し上げると、この本を読んで得られる重要なポイントは以下の9つにまとめることができます。

 

  1. 「7つの習慣」のベースは「優れた人格モデル」
  2. 「7つの習慣」とは、「内から外」
  3. 第1の習慣「主体的である」
  4. 第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
  5. 第3の習慣「最優先事項を優先する」
  6. 第4の習慣「WinーWinを考える」
  7. 第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
  8. 第6の習慣「シナジーを創り出す」
  9. 第7の習慣「刃を研ぐ」

 

以降では、この9つのポイントを具体例を交えながら、深掘りして解説していきます。

 

と、その前に、1点お伝えしておきたいことがあります。この「7つの習慣」が、“ビジネス名著“と称される理由についてです。

 

「7つの習慣」は、全世界でベストセラー&ロングセラーを実績とし、ビジネス書、歴代ナンバー1となっている不動の名著です。著者のコヴィー博士は、過去200年間の「成功に関する文献」を読み漁り、長期的に成功できる「原則」をまとめます。

 

本書「7つの習慣」は、研修プログラムとして、米国フォーチュン100社の90%、グローバル・フォーチュン500社の75%に導入され、世界147カ国にてノウハウが提供されています。

 

「7つの習慣」のスゴさがわかったところで、早速、本題へと移りましょう。

 

1つ目は、“「7つの習慣」のベースは「優れた人格モデル」”について。

 

まず、お伝えして置かなければならないことがあります。それが著者、コヴィー博士が本書で「最も伝えたいこと」です。

 

コヴィー博士が最も伝えたいこと、それは「人格主義のパラダイムを持つこと」です。

 

要素分解してみましょう。

 

「人格主義」とは、「人間の内面にある人格的なことを条件とするもの」を指します。

 

例えば、「誠意」「謙虚」「誠実」「勇気」「正義」「忍耐」「勤勉」「質素」「節制」「黄金律」などが、それにあたります。

 

「経済的」に成功しただけでは、真の成功ではありません。「経済的」にも「精神的」にも成功した人が、真の成功者です。

 

この「真の成功者」になるには、優れた「人格」を持つことがカギです。

 

次に「パラダイム」です。

 

「パラダイム」とは、一般的に「理論」「認識」「既成概念」「枠組み」などを指す言葉として使われます。

 

本書では、「物の見方(モデル)」と訳され、「物事をどう認識し、理解し、解決しているか」を目的とします。

 

「優れた人格」+「物の見方(モデル)」

 

コヴィー博士の最も言いたいこととは、

 

成功したければ、「優れた人格を持ち、優れた物の見方を持て!」

ということだったのです。

 

2つ目は、“「7つの習慣」とは、「内から外」”について。

 

コヴィー博士の最も言いたいことが理解できました。

 

…ちょっと待ってください。離脱するのは早いです。まだまだ重要なことをお伝えしますので、もう少しお付き合いください。

 

さて、ここで気になるのは、「7つの習慣」とは、そもそもどんな考え方なのか?ということです。

 

それは次のような定義となります。

 

「原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイドアウト(内から外へ)のアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しよう」

 

つまりこれは、先に紹介したコヴィー博士の最も言いたいこと「優れた人格を持ち、優れた物の見方をし」、「自分のインサイド(内面)から、アウト(外)に働きかけよう」とする考え方です。

 

「じゃあ、なんで“7つ”なの?」って疑問が浮かぶと思います。

 

「7つの習慣」は大きく3つに分類できます。

 

まず、「私的成功」するための習慣が3つ。

 

第1の習慣 主体的である

第2の習慣 終わりを思い描くことから始める

第3の習慣 最優先事項を優先する

 

そして次は「公的成功」するための習慣が3つ。

 

第4の習慣 WinーWinを考える

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

第6の習慣 シナジーを創り出す

 

最後は「再新再生」するための習慣1つ。

 

第7の習慣 刃を研ぐ

 

まず、「私的成功」を目指し、次に「公的成功」を目指します。最終的には「再新再生」という自己を磨くことで、長期的に、経済的・精神的成功を目指せるというものです。

 

ポイントは、「習慣化」し、「継続する」ことを念頭に入れておかなければなりません。

 

3つ目は、“第1の習慣「主体的である」”について。

 

さて、いよいよ「7つの習慣」のスタートとなる、第1の習慣「主体的である」を解説します。

 

そもそも「主体的」とは何でしょうか?

 

「主体的」の意味は、「自発的に率先して行動すること」を指しますが、実はそれだけではありません。

 

「自分の人生の責任を引き受ける」といった意味も持っています。

 

私たちは朝、起きた瞬間から、夜寝るまで「選択の連続」です。どんな行動でさえ、自分自身で選択した結果と言えます。

 

「主体的な人」というのは、自発的に責任を持って行動しています。感情を抑えて、自分の価値観を優先させることができる人のことです。何か嫌なことが起こっても、感情を抑え、冷静に問題解決へとアプローチします。

 

一方で、周りの環境に流されてしまう人がいます。天気が良ければ気分が良くなったり、仕事でうまくいかなければ、気分が悪くなったりと、環境に左右されてしまうのです。このような人を「反応的な人」といいます。

 

彼らの違いは何かと言うと、「自分の価値観に基づいて行動しているか、否か」にあります。

 

これについて、コヴィー博士は、

「何が起ころうとも、それが自分に与える影響を、自分自身の中で選択することができる」といいます。

 

外部の刺激と反応の間には、「選択の自由」があり、人は想像を絶する過酷な状況でも、内面の価値観によって、反応を選択することができます。

 

「主体的である」とは、自らの価値観に沿って、自ら行動を決めることができるという意味だったのです。

 

4つ目は、“第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」”について。

 

人はどんな状況においても、「自ら反応を選択できる」ことがわかりました。次は「第2の習慣」です。

 

そもそも、なぜ「終わりを思い描く」ことが習慣として取り上げられたのでしょうか?コヴィー博士は、その答えを次にように述べています。

 

「あなたにとって本当に大切なことに沿って今日の生き方を、明日の生き方を、来週の生き方を、来月の生き方を計画することができる」

 

これは、「終わりを思い描く」ことで、人生におけるすべての行動を測る「基準」が完成するという意味です。

 

例えば、「お金持ちになる」という基準があったとします。

 

お金持ちになるには「起業する」という目標が生まれ、起業するには、「資金を集める」という目標が生まれ、資金を集めるには、「斬新なアイデアを生む」という目標が生まれ、斬新なアイデアを生むには、「ビジネス書を参考にする」という目標が生まれ、ビジネス書を参考にするには、「ビジネス書を買う」という目標が生まれます。

 

つまり、「終わりを思い描く」ことで、本当に大切なことに沿って、「今日の生き方」を計画できるのです。

 

では、どうしたら「終わりを思い描くこと」ができるのでしょうか?それは「個人のミッションステートメントを書くこと」です。

 

これは、「信条あるいは理念を表明したもの」で、「どのような人間になりたいのか」「何をしたいのか」を明らかにし、これらの土台となる「価値観」と「原則」をつくるというものです。

 

個人のミッションステートメントが明らかとなると、日々、自分の理想とする目標の「イメージ通りに動く」ことができるので、人生が正しい方向へと向かうのです。

 

5つ目は、“第3の習慣「最優先事項を優先する」”について。

 

終わりを描くことで「今」やるべきことが明確になりました。次は、「最優先事項を優先する」です。

 

「第2の習慣」は、「終わりを思い描く」という、知的創造を行う習慣でした。「第3の習慣」はというと、「第2の習慣」で思い描いたビジョンを、体現化する物的創造の習慣です。

 

この第3の習慣を身につけるには、「第1の習慣」と「第2の習慣」を土台として、自分自身を効果的にマネジメントする必要があります。

 

効果的なマネジメントとは、「最優先事項を優先する」ことです。日々の生活の中で、自分を律しながら、「本当に大切なことを優先して行えるようにすること」を指します。

 

「効果的なマネジメント」を行う上で、コヴィー博士が提示するのが、あの有名な「時間管理のマトリックス」です。

 

まず、行動やタスクを「緊急(すぐにやらなければならないこと)」と「重要(自分にとって大切なこと)」に分けます。

 

そして、「緊急で重要なこと」「緊急ではないが重要なこと」「緊急だが重要ではないこと」「緊急でも重要でもないこと」の4つの領域に分類し、時間管理を行っていきます。

 

この4つの領域のうち、もっとも重要とされるのが、「緊急ではないが重要なこと」です。

 

なぜなら、「緊急ではないが重要なこと」の領域には、「自分が本当に大切にしていること」が含まれているからです。

 

しかし、この「緊急ではないが重要なこと」は、多忙の業務の中で、後回しにされてしまいがちです。この領域の時間をいかに増やすかが、成功のカギを握るのです。

 

以上のことから、「緊急ではないが重要なこと」の時間をマネジメントしていくことで、成功へと近づくのです。

 

6つ目は、“第4の習慣「WinーWinを考える」”について。

 

「第1から第3の習慣」までは、「私的成功」するための習慣でした。「第4の習慣」からは、「公的成功」するための習慣です。

 

「第4の習慣」は「WinーWinを考える」です。

 

「WinーWin」とは、「すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢」のことです。

 

何かを決める時や問題を解決する時など、お互いの利益になり、お互いが満足できる結果を目指します。

 

つまり、「競争」ではなく「協力」することをパラダイムとします。

 

では、どうすれば「WinーWin」の関係を、成り立たせることができるのでしょうか?

 

それが次の5つのキーワードです。

 

①人格

WinーWinの土台となる部分です。「誠実さ」「成熟さ」「豊かさ」を軸に人格を形成していきます。

 

②人間関係

「人格」の土台の上に、人間関係を築くことです。人間関係を築くには「信頼」が必要で、信頼し合い、心が開ける人間関係を目指します。

 

③協定

人間関係を築ければ、お互いに期待することが明確になり、協定を結ぶことができます。上下関係から対等な立場で成功を目指す、パートナーシップの関係に変わります。

 

④システム

WinーWinの協定を結ぶことができたら、それに対する評価を定めます。会社と社員の関係であれば、給与や報奨をWinーWinにしなければなりません。

 

⑤プロセス

WinーWinの解決策に辿り着くには、目標も「WinーWin」手段も「WinーWin」でなければならず、プロセスそのものが「WinーWin」となっていることが必要です。

 

これら5つを意識しながら、相互に協力することで、「WinーWin」で考えることができるのです。

 

7つ目は、“第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」”について。

 

「WinーWin」で考えることの重要性が理解できました。しかし、「WinーWin」の重要性は、まだ続きます。

 

「WinーWin」の関係は、人と人との関係を総合的にとらえるパラダイムなので、しっかりと頭に入れておきましょう。

 

「WinーWin」の関係を成り立たせるためのプロセス。それが「まずは、理解に徹し、そして理解される」です。

 

これは、コヴィー博士が「私がこれまでに人間関係について学んだもっとも重要な原則」とまで述べ、その重要性がうかがえます。

 

なぜ「理解」することが大事なのでしょうか?

 

人間は、基本的に「理解してもらいたい」生き物です。「まずは、自分を理解してもらおう」と考え、相手の話を聴くときも、理解しようとするのではなく、「次に自分が何を話そうか」を考えながら聞いています。つまり、どんな場面でさえ、「自分中心」になってしまうのです。

 

これでは、WinーWinはおろか、人間関係すら破綻してしまいます。

 

だからこそ、「まずは理解に徹する」のです。

 

これを「共感の傾聴」と呼び、相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことを目的とします。

 

そして、共感した上で、意見を述べ、相手の考えや立場を「相手以上に」うまく説明することで、最終的に「自分を理解して」もらえるようになるのです。

 

このことから、WinーWinの関係を築く第一歩は、「共感」だったのです。

 

8つ目は、“第6の習慣「シナジーを創り出す」”について。

 

WinーWinの関係を成り立たせるのに必要なのは、「共感」でした。実のところ、もう一つWinーWinの関係を成り立たせるのに必要なものがあります。

 

それが第6の習慣である「シナジーを創り出す」です。

 

本書でいうシナジーとは、「あらゆる人生において、もっとも崇高な活動であり、他のすべての習慣を実践しているかどうかの真価を問うものであり、またその目的である」と書かれています。

 

簡単に言えば、「全体の合計は個々の総和より大きくなる」ということです。

 

例えば、「植物」。2種類の植物を隣り合わせで植えると、根が土の中で入り交じり、土壌を肥やし、1種類だけで植えるより、よく育つと言われます。「木材」も同じで、2本の木材を重ねると、1本で支えられる重量の和より、はるかに重い物を支えられるといいます。

 

つまり、全体の合計によって、総和は相乗的に大きくなるのです。

 

人間関係においても、相乗効果があります。それまで考えてもみなかった新しい道が拓けたり、奇跡としか言いようのない結果に到達できたりすることです。

 

このシナジーを創り出すポイントとしてあげているのが、「自分の中でシナジーを創り出すこと」です。なぜなら、自分の中でシナジーを創り出すことができれば、どんなリスクを負っても、内面がブレることはないからです。

 

自分の中でシナジーを創り出すには、前提として、先にあげた第1の習慣、第2の習慣、第3の習慣をしっかりと身につけておくことが必要といいます。

 

以上を踏まえながら、「シナジーを創り出す」ことに、注力することで、WinーWinの関係を成立させることができるのです。

 

最後となる9つ目は、“第7の習慣「刃を研ぐ」”について。

 

「WinーWin」の関係を成り立たせるには、「まずは理解に徹する」「シナジーを創る」ことがポイントでした。

 

さて、いよいよ最後の習慣をお伝えする時間となりました。

 

第7の習慣「刃を研ぐ」です。

 

第1の習慣から第3の習慣までが、「私的成功」のための習慣でした。第4の習慣から第6の習慣までが「公的成功」のための習慣でした。そして最後は、「最新再生」のための習慣です。

 

何を「最新再生」させるのかというと、あなたという人間をつくっている「4つの側面」です。

 

4つの側面とは、「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」のことで、これらを高めることで、自分の価値や資産を最大化できるのです。一つひとつ見ていきましょう。

 

まず、「肉体的側面」です。これは、運動や栄養、ストレス管理などを指します。身体によいものを食べ、十分な休養をとって、リラックスし、定期的に運動することがポイントです。

 

次に、「精神的側面」です。これは、価値観の明確化、決意、学習、瞑想などを指します。コヴィー博士は、毎日聖書を読み、祈り、瞑想することで、精神が最新再生するといいます。

 

「知的側面」です。これは、読書、視覚化、計画立案、執筆などを指します。ほとんどの人は、学校教育が終わると知性を磨く努力を怠ります。しかし継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていくことは、最新再生に必要不可欠といいます。

 

最後に、「社会・情緒的側面」です。これは奉仕、共感、シナジー、内面の安定などを指します。人間関係におけるリーダーシップ、共感による相互理解、創造的協力などがそれに当たります。この「社会」と「情緒」は、密接な関係があり、主に「人との関係」によって育まれ、顕在化します。

 

日頃から、これら4つの側面の「刃を研ぎ」、バランスを考えて磨いていくことで、最新再生することができるのです。

 

この「最新再生」が理想とするのは、成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を登るようにして、自分自身を継続的に高めていくことです。これを「上向きの螺旋」と呼び、上へ上へと登っていくのが目的です。

 

では、どのようにしたら「上向きの螺旋」に登っていくことができるのでしょうか?

 

それが「より高い次元で学び、決意し、実行する」ことです。どれか一つではなく、3つセットで、成長と変化を繰り返すことで、上向きの螺旋を登っていくことができるのです。

 

以上を踏まえると、上向きの螺旋に登るには、日々、4つの側面の「刃を研ぐ」ことが必要不可欠だったのです。

 

『7つの習慣』のまとめ。

 

  1. 「優れた人格モデル」を手に入れましょう。
  2. 人生を変えたければ「インサイドアウト」で動きましょう。
  3. 「主体的になる」ことからはじまります。
  4. 「本当にあなたが望む目標」を定めましょう。
  5. 「緊急ではない重要なこと」にフォーカスしましょう。
  6. 「私」も「あなた」も成功できることが「成功のカギ」
  7. 「WIN‐Win」は「理解」から生まれると覚えておきましょう。
  8. 「WIN‐Win」は「共感」も必要と覚えておきましょう。
  9. 日々、自分を磨き、成長のループに突入しましょう。

 

この動画では、『7つの習慣』の超重要なポイントに絞って解説してきましたが、これを機会に手にとって読んでみるのもオススメですよ。